医師免許不正取得への関与を否定、元厚労省の大久保医師
レポート
2024年3月3日 (日)
小川洋輔(m3.com編集部)
ALS患者の嘱託殺人事件などの公判で、焦点の一つとなるのが、共犯とされる医師の大久保愉一被告と元医師の山本直樹被告の関係だ。山本被告は韓国で医師免許を取得したと称して、日本の医師国家試験を受験しているが、逮捕後にそれが虚偽だと判明し医師免許を取り消された。山本被告は当時厚生労働省に勤めていた大久保被告から不正取得を持ちかけられたと説明している。一方、大久保被告は「決裁が回ってきて初めて山本被告の書類を見た」と、不正取得への関与を否定した。山本被告の父の殺人への関与も互いに否定しており、両被告の言い分には大きな食い違いが見られる。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。