「全領域でトップ」に挑む、財務改善が支えに - 大阪大学医学部附属病院◆Vol.4
レポート
2025年7月21日 (月)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
病床稼働率を1%増で利益は2億円増
――2024年度の医業収支は約10億円の赤字を見込んでいたところ、約0.2億円の赤字にとどまったとのことです。
私はこれまでの経験から、「意識改革だけで収支を10億円改善できる」と考えていました。データの「見える化」を基盤に意識改革を進め、病床稼働率の向上などによる収入増と徹底したコスト管理を推進しました。自分たちで努力して利益を生み出さなければ、新しい機器を購入することもできません。将来的には医師個人へのインセンティブも付与したい――。こうした説明を折に触れて各診療科長や職員に伝え、意識改革を進めてきました。...
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