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委縮診療、「週1回以上」が半数超◆Vol.16

医師調査 2015年3月21日 (土)  池田宏之(m3.com編集部)

Q12 診療報酬の算定ルールがあることなどによる「委縮診療」の頻度 Q12では、診療所の医師に対して、診療報酬の算定ルールがあることなどから「委縮診療」がどの程度の頻度で起きているかを聞いた(回答者256人)。 「ほぼ毎日」が30.9%、「1週間に数回」が13.7%、「1週間に1回程度」が7.8%となり、半数以上が、1週間に1回以上、委縮診療を実感している結果となった。「ほぼ皆無」は14.8%にとどまり、「1年に1回」以上、委縮診療を実感している医師は8割を超えた。 Q13B 外来における診療報酬の包括制拡大への考え方 Q13Bでは、「理不尽なレセプト査定」や「萎縮診療」を避けるために、慢性期疾患などで一部導入されている外来における診療報酬の包括制拡大についての考え方について聞いた。 最も多かったのは「有用ではない」で、56.6%となり、半数を超えた。対して、「有用」との回答は、急性期疾患に限定、慢性期疾患に限定の回答も含めて、合計39.1%。入院医療について進められてきた包括制だが、過少診療や、重症患者敬遠など、国民の健康への影響を指摘する声がある。一方で、成功報酬の設定によるモチベ...