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「ジョン・マドックス賞」受賞、村中医師が厚労省で会見

レポート 2017年12月18日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

HPVワクチンに関する執筆記事が評価され、11月にNature誌などが主催する「ジョン・マドックス賞」を受賞した医師・ジャーナリストの村中璃子氏は12月18日、厚生労働省内で会見し、日本では一時は約70%に上っていたHPVワクチンの接種率が今は約1%まで低下している現状について、海外メディアは驚愕を持って受け止めていることを紹介、今回の受賞について、「反ワクチンキャンペーンが展開される状況が、変わるきっかけになればと思っている」とコメントした(『「10万個の子宮」が失われる前に - 村中璃子氏に聞く◆Vol.1』を参照)。 会見する村中璃子氏(中央)、左は、「守れる命を守る会」理事長で産婦人科医の石渡勇氏)。 「ジョン・マドックス賞」は、「敵意・困難に遭いながらも、公共の利益に資する事柄について、サイエンスを広めた人物」が対象。村中氏は、自身が誹謗中傷、脅迫のメッセージを受け取ったほか、非常勤講師として講義をする京都大学へのクレームもあったことなどを明かした。「私が執筆活動をしているのは、ワクチン接種推進キャンペーンのためではなく、命が危険にさらされる情報を医師として見逃すわけにはいか...