医師の計画配置など6つが重要検討課題、長妻大臣
レポート
2010年2月14日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
長妻昭・厚生労働大臣は2月11日、日本医療政策機構の「医療政策サミット2010」で講演、今後の医療政策の検討課題として、医師の診療科・地域の偏在解消のための計画配置を挙げた。「一部海外で実行されているような、医師の診療科ごとの数値目標を決めて誘導する政策には、どんなメリット、デメリットがあるのか。また目標を定める場合、強く誘導するのか、あるいは単に目標とするのかなどについて、広く意見を求めたい」と長妻大臣は語った。 さらに、将来的には国民の負担増を必要であるものの、民主党政権の一期4年は消費税を上げる前提として、「保険料や税金が、正しく社会保障のサービスに使用されているという実感を国民に持ってもらうことが重要」(長妻大臣)とし、今春の診療報酬改定で明細書の無料発行の義務化もこの一環から実施したとした。 これらの点も含め、以下の6点を今後の検討課題として挙げ、「私や厚労省のホームページ、メールなどでご意見をぜひお寄せいただきたい」と呼びかけた。 (1)診療報酬の決定方法と体系のあり方 (2)医師の診療科別、地域別の計画配置の是非 (3)後期高齢者医療制度の見直しのあり方 (4)国として、...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。