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「特定看護師」の創設に向け具体的検討に着手◆Vol.1

レポート 2010年5月12日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は「チーム医療推進会議」を設置、5月12日に第1回会議を開催した。この会議は昨年度の同省の「チーム医療の推進に関する検討会」で、「特定看護師」(仮称)の創設等を提言されたことを受けて設置されたもの(『「特定看護師」の試行・調査を新年度から実施へ』を参照)。座長には、同検討会に続き、永井良三・東京大学大学院医学研究科教授が就任した。 会議の冒頭、阿曽沼慎司・医政局長は、「検討会では、画期的な報告書をまとめていただいた。その具体化の準備を進めるために、本会議を設置した。今年末をめどに一定の結論を得たい」と挨拶。 今後、下部組織として、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG)」と、「チーム医療推進方策ワーキンググループ(WG)」を設置し、提言の具体化作業を進める。「看護業務検討WG」では、看護業務実態調査やモデル事業などを通じて、看護師の業務範囲の明確化のほか、「特定看護師」(仮称)の準備を進める。 また「チーム医療推進方策WG」では、チーム医療推進のための方策を幅広く検討する。当初、厚労省が提示したのは「チーム医療認定検討ワーキンググループ(WG)」との名称...