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今冬のインフルワクチン需要は2230万-2970万本、「製造能力は十分確保」

レポート 2010年7月13日 (火)  村山みのり(m3.com編集部)

7月12日、厚生労働省・インフルエンザワクチン需要検討会(座長:神谷齊・国立病院機構三重病院名誉院長)は、2010/2011シーズンのインフルエンザワクチン需要は約2230万本(4460万回分)-2670万本(5340万回分)であるとの予測をまとめた。ワクチンメーカーの製造量は最大2905万本(5810万回分)となる見込みで、十分な製造・供給能力が確保される見通し。なお、今年度製造するワクチンは、A(H1N1)pdm、A/H3N2、B型の3価ワクチンとすることが6月の予防接種部会で決定されている(医療維新「来シーズンインフルワクチン、新型を含む3価に決定◆Vol.8」参照)。今後、この日の会議での報告内容・意見をもとに政務三役が相談の上、メーカーに製造を要請する。 今年度のインフルエンザワクチン需要は、(1)医療機関調査(対象医療機関:3364施設、2009年9月調査票発出、シーズン終了後に回収)、(2)世帯調査(対象:3750世帯10498人、2010年4月調査票発出)から算出。(1)では、2008年度にインフルエンザワクチン購入歴のあった医療機関から無作為抽出した施設を対象に、季節...