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日医、「臨床実習免許」の取得義務化を提言

レポート 2011年1月12日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

「地域医療の担い手である医師会と、教育・研修の担い手である大学の連携が必要」 と語る、石井正三・常任理事 日本医師会は、1月12日の定例記者会見において、(1)医学部教育における臨床実習のライセンス化、(2)医師国家試験の臨床への集中、(3)初期臨床研修における初期対応力養成を基本とする柔軟なコース設計、の3つを柱とする、医学部教育・初期臨床研修制度の改革案を発表した。日医総研が行った聞き取り調査(調査期間:2010年10月13日-12月10日/調査対象:都市部・地方における、都道府県医師会長ないし学術・教育担当役員、大学関係者で教育に携わっている医師、市中の研修病院の責任ある立場の医師など37人)に基づくもので、詳細な内容は近日中に日医総研のレポートとして発表する予定。 (1)「医学部教育における臨床実習のライセンス化」は、「スチューデント・ドクター(仮称)」の制度を設け、医学生が5・6年次に臨床実習を行うに当たり、国家ライセンスである臨床実習免許を取得しなければならないとする制度。臨床実習免許の取得には、現行のCBT(Computer Based Testing:共用試験、臨床実習...