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医学部新設、無過失補償制度などを検討、規制・制度改革

レポート 2011年4月8日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府は4月8日、「規制・制度改革に係る方針」を閣議決定した(資料は内閣府のホームページを参照、 PDF:820KB)。閣議後、記者会見した蓮舫行政刷新担当相は、「震災前に関係省庁と実質的に合意した135項目、および『国民の声』に寄せられた66項目について閣議決定した」と説明。2011年1月26日の「中間とりまとめ」の時点で議論されていたのは約250項目。蓮舫行政刷新担当相は、「震災の復旧などの様子を見つつ、改革を早く進めるためにも今回閣議決定した」とし、残された項目についても引き続き検討するとした。 4月8日の閣議後、記者会見する蓮舫行政刷新担当相。 ライフイノベーション分野の規制・制度改革事項は19項目で、うち医療は7項目。「医師不足解消のための教育規制改革」が注目点の一つで、「基礎医学研究者を含む医師不足や養成数の地域偏在といった現状を踏まえ、医学部やメディカルスクールの新設も含め検討し、中長期的な医師養成の計画を策定する」とし、2011年度中に措置、つまり今年度中に計画を策定するとした。 民主党政権は、2009年の衆議院議員選挙時のマニフェストでは、メディカルスクールの創設を打ち...