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医療事故等の警察への届出数、3年連続で減少

レポート 2011年5月6日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

警察庁のまとめで、2010年1年間に医療事故等が警察に届けられた件数は計141件で、2008年以降、3年連続で減少したことが、このほど分かった(表1、昨年のデータは、『医療事故等の警察への届け出、2009年は3割強の大幅減』を参照)。過去の届出件数を見ると、1990年代後半以降、増加。ピークが2004年の255件で、2005年214件、2006年190件と減少したものの、2007年には246件と再び増加していた。 2010年の届出件数の内訳を見ると、最も多いのが「医療関係者等の届出等」の105件だが、ピークの2004年の199件のほぼ半数。「被害関係者等の届出等」(24件)も減少。一方、「その他」(報道記事からの情報入手など)は12件で、2009年の6件より増加。 2010年に届出等がされた141件のうち、同年のうちに立件送致されたのは8件。2009年の届出等152件について見ると、2009年中に立件送致されたのは2件だったが、その後、2010年に14件が加わり、16件になっている。 「年別立件送致数」は75件(届出等の時期にかかわらず、2010年1年間に立件送致された件数。2009年...