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「学生医」認定で医行為拡大、実習充実へ

レポート 2013年1月18日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医学部長病院長会議は1月17日の定例記者会見で、「医師養成グランドデザインへのAction Plan」を公表、共用試験に合格した学生に、「学生医」(仮称)の資格を付与する制度を今年4月からスタートすることを公表した。臨床実習の知識と技能を持った学生のレベルを保障し、患者・家族の了解を得て、診療参加型の臨床実習の充実を図るのが狙い。 2013年度に共用試験を受ける医学部4年生からが対象になり、2014年度から「学生医」(仮称)の資格を持つ医学生が臨床実習を開始する。将来的には、卒業時にも共用試験を課すとともに医師国家試験も見直すなど、臨床実習から初期・後期研修、生涯教育までのシームレスな教育・研修体制の確立を目指している。 今後、以下のステップに分け、「卒前教育と医師国家試験改善」を進める。第1ステップが、「学生医」(仮称)の資格認定。 全国医学部長病院長会議の医学教員委員会共用試験検討ワーキング・グループで、「学生医」(仮称)の認定方法などを検討する。共用試験は、知識を問うCBTと、技能・態度を問うOSCEから成る。現状では各大学が実施し、医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO...