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医師の夫、2年間の育児休業取得◆Vol.4

スペシャル企画 2014年7月23日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

2007年末には、第二子を妊娠した。それでも育児休暇から復帰1年後の2008年4月からは、慈恵医大の産婦人科のフルタイムの常勤医となった。 留学時代の辛い時、非常に感銘を受けたのが、WHOでのインターン時代に出会った、「マダム」だったという。 実は、以前から米国の公衆衛生大学院に留学したいと考えており、第一子の妊娠中に、受験勉強もしていました。2007年には合格したものの、子どものことなどを考え、延期して、2008年8月から留学することが決まっていました。 だから、「子どもを産むなら、ここで一気に生まないと」と思い、臨床はできる範囲で続けつつ、立て続けに妊娠をしたのです。 2008年4月、妊娠15週くらいで、かつ1歳半の子供を育てながらフルタイムの常勤医に戻りました。ちょうど重症の患者さんを一番診る学年だったので、外来のほか重症の母体搬送を一手に引き受け、レジデントの指導などもしていました。つわりはひどかったけれども、第一子の時よりは楽だったので、結構楽しく仕事をしていましたね。 子ども2人をご主人に預け、2008年8月に単身で渡米。約1カ月後にご主人が子どもを連れて渡米した。医師であ...