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安達中医協委員、退任であいさつ

レポート 2014年7月30日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

7月30日の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・国立社会保障・人口問題研究所所長)で、この日で委員を退任する安達秀樹氏(京都府医師会副会長)が最後にあいさつし、「偏りや恣意性、過不足がないエビデンス」を基に、議論を行う重要性を訴えた。安達氏に代わり中医協委員に就任するのは、日医常任理事の松本純一氏(『中医協委員、日医推薦は安達氏から松本氏に交代』を参照)。 7月30日の中医協総会で、委員を退任した安達秀樹氏(中)。 安達氏は、民主党政権誕生直後の2009年10月に、嘉山孝正氏(現山形大学学長特別補佐)とともに、中医協委員に就任。中医協委員の任期は最大で3期6年だが、任期途中で交代する。安達氏は、「あの政権交代の混乱の中で、就任した時のことが、相当昔のように感じる。決して短い4年9月ではなかった」と振り返り、中医協委員として「エビデンスベースで、公明正大な議論を行うこと」を常に心がけてきたと説明。「私と同じ時期に就任し、昨年秋に退任された嘉山孝正委員は、業界での立ち位置は相当違うものの、全く同じ考えを持っていることを、お互いに確認しながら、主張してきた」(安達氏)。 「エビデンスベ...