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4つの解決策のメリット、デメリット - 1から分かる消費税問題◆Vol.3

レポート 2014年9月1日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

不透明な形で医療機関や国民に負担を強いてきた、医療機関の控除対象外消費税の問題。現在、医療界では、負担を透明化した上で、補填を求める案など「消費税率10%引き上げ時の抜本的な解決」を求めて、要望を一本化するための議論が盛んに展開されている。政府との実質的な窓口となる日本医師会は、9月上旬までに医療界の意見集約を図る考えだが、現状でも4つのアイデアが出ている。団体ごとの思惑もあり、どのアイデアに一本化されるかは不透明だ。日医の今村聡副会長は、医療界の要望が一本化しないままでは、政治的にたなざらしにされ、抜本的解決が図られないことを危惧している。四病院団体協議会で消費税問題の取りまとめ役を務める日本医療法人協会副会長の伊藤伸一氏も、「医療機関経営にとって、最大の問題」として、一本化に向けて努力する意向を示している(『医療機関の「損税」とは?- 1から分かる消費税問題◆Vol.1 』、『不完全な診療報酬の補填 - 1から分かる消費税問題◆Vol.2 』を参照)。 日本医師会が示している4つの抜本的解決策(日医提供)。クリックすると大きな画像を閲覧できます。 政治家が嫌う「課税転換」 日医が、...