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“特定看護師”10万人超養成の意向、2025年まで

レポート 2014年9月11日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

2015年10月に始まる特定行為を実施する看護師の研修制度について、研修の内容などを検討する厚生労働省の「医道審議会看護師特定行為・研修部会」が9月10日に始まり、部会長に国立病院機構理事長の桐野高明氏を選んだ(資料は、厚労省のホームページ)。 会議の中で、研修修了者の目標数を聞かれた厚労省医政局看護課長の岩沢和子氏は、「2025年までに2ケタ万人を目指す」と、10万人超を目指すと発言。医政局内のコンセンサスが取れた数値というが、現時点で専門性の高い「認定看護師」と「専門看護師」は1万2000人程度で、驚きを隠せない委員もいた。今後、特定行為の範囲や研修内容を検討して今年12月までにまとめる方針だが、医師の責任範囲や、看護師が行う特定行為区分などの議論も再燃しており、十分な検討ができるか不透明だ。 厚生労働省の「医道審議会看護師特定行為・研修部会」の部会長に選ばれた桐野高明氏は、期限を見据えて、議論を早めに進めたい考えを示した。 日看驚きの数値目標 看護師のできる特定行為については、厚労省の「チーム医療推進会議」が2013年10月に14区分41行為をまとめており、指定された研修機関にお...