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「全国でかかりつけ医中心の体制構築」、横倉日医会長

レポート 2014年9月21日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

9月20日に福岡市で開催された第56回全日本病院学会で、日本医師会会長の横倉義武氏は、「地域医療の再興に向けて」と題して、特別講演した。 横倉会長は、今後の地域包括ケアシステムの構築に当たって、かかりつけ医の役割が重要性を増すとし、「かかりつけ医を中心とした医療・介護の切れ目のない提供体制を、2025年までに全国の全ての地域で作り上げることを目指す」との意気込みを語った。 日医会長の横倉義武氏は、約40分にわたり、「地域医療の再興に向けて」をテーマに講演。 その際、都道府県医師会や郡市区医師会の役割が重要になると強調。行政との連携、医師会共同利用施設の運営、医師の生涯教育、多職種連携、ICTの活用、検診、予防活動、看護職の養成など、さまざまな場面で医師会がかかわっていくことになるとした。地域包括ケアシステムの構築には、地域による温度差があるため、先進的な事例を紹介し、それを各地域に合う形で取り入れ、地域に応じた体制を構築していく重要性を強調。各医師会が先導的な立場に立ち、行政など関係者と連携しながら、取り組んでいくとした。 この10月から病床機能報告制度、来年4月から地域医療構想(ビジ...