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臨床研究論文、最多は372本、0本の施設も

レポート 2014年11月6日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

11月5日に開催された厚生労働省の第3回「医療法に基づく臨床研究中核病院の承認要件に関する検討会」(座長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)で、承認要件の決定に先立ち、大学病院をはじめ、臨床研究の実績を持つと想定される117の施設を対象に実施した調査の暫定結果が公表され、臨床研究の実施件数や論文数などの実績や臨床研究の人員体制が、施設により大きな差があることが明らかになった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 2013年度の「臨床研究に関する論文数」(筆頭著者が当該病院に所属しており、査読のある学術雑誌に掲載された英語論文数)は、最大の施設が372本に上った一方、0本の施設もあった。現在の予算事業による「早期・探索的臨床試験拠点」(5法人、6病院)と「臨床研究中核病院」(10病院)の計16病院と、それ以外の施設との間でも、実績に差がある。 2015月4日の臨床研究中核病院の制度化に向けて議論を続ける「医療法に基づく臨床研究中核病院の承認要件に関する検討会」。 臨床研究中核病院は、先の国会で成立した改正医療法を受け、2015年4月から制度化される。現時点での候補は、予算事業...