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国民の期待は「専門医への紹介」9割、日医総研調査

レポート 2015年2月1日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

日医総研が実施した5回目の「日本の医療に関する意識調査」の結果報告書では、日本医師会が重要性を強調してきた「かかりつけ医」が1つのテーマとなっている。かかりつけ医に期待することとして、「専門医への紹介」の期待が9割を超え、「どんな病気もまずは診療できる」も約8割で、ゲートキーパー的な役割を求める意見が強かった。また、かかりつけ医を探す際に重視する項目としては、専門性よりも治療方針などの姿勢を重視する傾向にあった(調査については、『患者の不満、「医師の説明」が影響大、日医総研調査』、『国民の半数が負担増容認、日医総研調査』も参照)。 ゲートキーパーへのニーズ高く 医療機関の受診の在り方を聞いた質問では、「最初にかかりつけ医で、医師の判断で必要において、専門医療機関を紹介してもらう」が69.9%となった。「自分の判断で医療機関を選択」は27.2%。かかりつけ医への医療や体制の期待を聞いた質問では、最も期待が大きかったのは、「必要な時はすぐに専門医に紹介」で93.3%に上った。日本では、原則フリーアクセスが可能な制度となっているが、報告書では「ゲートキーパー機能のニーズは高い」と指摘している...