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女子医大と群馬大、特定機能病院取消を審議

レポート 2015年2月4日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)が2月3日に開催され、医療事故が生じ、医療安全管理上の問題があるとされる 東京女子医科大学病院と群馬大学医学部付属病院の2病院について、特定機能病院の承認を取り消すか否かについての審 議が始まった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 分科会は非公開で行われ、終了後に厚労省医政局総務課が会議内容を説明した。3日の分科会では、厚労省が両病院からの提出資料や立ち入り検査の結果、遺族や女子医大被害者連絡会から提出された要望書などについて説明(『女子医大被害者連絡会、「特定機能病院の承認取消を」』参照)。複数の委員から、院内の報告体制 といった病院のガバナンスやチーム医療の体制などが不適切だったのでは、という意見が寄せられたという。特に女子医大病院は2002年に特定機能病院の承認を取り消され、2007年に再承認された経緯があり、「過去からの改善があったかがポイント」(医政局)としている。 今後は、2月23日に女子医大病院、3月9日に群馬大学病院の病院長などを呼んでヒアリングを行う。3月27日に両病院に関す...