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秋山・東大元教授、「私は無罪」と主張

レポート 2015年3月18日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

研究費を不正に受給したとして詐欺罪で起訴された、元東京大学政策ビジョン研究センター教授の秋山昌範氏の初公判が3月17日、東京地裁(稗田雅洋裁判長)で開かれ、秋山氏は「私は無罪です」と起訴事実を否認した。起訴状では、厚生労働科学研究費補助金と長寿医療研究委託事業の研究費・委託費を、業務の実態がないにもかかわらず、IT関連会社計6社と共謀して、約2188万円を不正受給したことが詐欺罪に当たるとされている。うち、約1940万円は秋山氏が経営していた「有限会社ARI」に渡ったとされる。 秋山氏は2013年7月に逮捕、同8月に起訴され、この3月には東大から懲戒解雇の処分を受けている(『東大、秋山教授を懲戒解雇、研究費不正で』を参照)。当初から逮捕、起訴事実を否認していた秋山氏の勾留はいまだ続いており、約1年8カ月に及ぶ。 検察側は、秋山氏は、パストラルコンピューターシステム株式会社(以下、PCSK)代表取締役の斎藤昭太郎氏ほか5人と共謀して、業務を受注して行った事実はないにもかかわらず、あるように装って内容虚偽の納品書と請求書を発注、東京大学から2009年度から2011年度にかけて1894万44...