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千葉県がんセンターの事例も議論、医療分科会

レポート 2015年4月15日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)が4月14日に開催され、引き続き東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院の2病院について、特定機能病院の承認を取り消すか否かの審議が行われた。腹腔鏡手術で死亡事例が続いた問題では、同日に厚労省は千葉県がんセンターに対し、がん診療連携拠点病院の指定を更新しないと公表。東京女子医大病院と群大病院についても、今年度から4年間の指定更新が保留されており、医療分科会の審議の結果を待って判断されるとみられる。 2病院に対する審議は、5回目。分科会は非公開で行われ、終了後に厚労省医政局総務課が審議内容を説明した。東京女子医大からは再発防止策の進捗状況、群大病院からは最終報告書から「過失」という文言が削除された経緯について(『最終報告書から「過失あり」を削除、群大病院』を参照)、書面で説明があった。群大病院は病院のガバナンスなどを検証する新たな委員会を設置するとしているが、医療分科会としては群大病院の検証結果を待たずに、審議の結論を出す可能性もあるとしている。 また、群大病院と同様に腹腔鏡手術による死亡事例が続...