日医と四病協「一枚岩」強調、医療提供体制検討

日本医師会と四病院団体協議会は5月13日、厚生労働省内で共同で記者会見を開き、2025年やそれ以降の医療提供体制を見据えて、医療の在り方を提言するためのワーキンググループを設置して、検討や提言を出していく方針を明かした（資料は、日医のホームページに掲載）。地域医療構想における病床機能区分の考え方など、医療提供体制を検討する際に参考にできるような意見を出す考え。当面は今年度末に向けて、地域包括ケアシステム構築に向けた提言をまとめる。会見では、日医と四病協の「一枚岩」を強調する場面もあり、医療界の外から、改革を迫る動きに対して、結束した姿勢を見せる狙いもありそうだ。 日医の横倉義武会長（手前）と、日病協の堺常雄会長は、連携して課題に対応していく姿勢をみせた。 ワーキンググループの設置は、地域医療介護総合確保推進法の成立や、病床機能報告制度を盛り込んだ医療法改正などを受け、都道府県における地域医療構想の策定など諸般の施策が本格的になる流れの中で、施策の適切な推進や将来の在り方について、具体的な検討をして提言する方針。2025年以降の医療提供体制も検討議題となる。 日医の横倉義武会長は、現在の...