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日医が医療機器シーズ支援を開始、6月から

レポート 2015年5月21日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

日本医師会の羽鳥裕常任理事は5月20日の会見で、医療機器について現場の医師からシーズを集め、製品化を後押しする支援業務を開始することを発表した(資料は、日医のホームページに掲載)。初期の登録はインターネット経由で、1時間程度で可能な簡易フォームを準備する考えで、日本医療研究開発機構(AMED)などへの橋渡し役を務める狙い。日医会員以外でも利用可能となる。 新たな仕組みでは、医師からのアイデアをインターネット経由で登録してもらった上で、日本医療機器開発機構と協力して、同様の特許取得の有無や、特許侵害にならないかなども含めて目利きを実施。製品化の可能性のあるものについては、AMEDや専門知識を有する事業者に橋渡しをしたり、登録医師の相談を受け付ける。対象は、メスやMRIなどの一般的な医療機器だけでなく、スマートフォンのプログラムなども含まれる。アイデアの登録は無料だが、目利きをから先のステップに進んで、橋渡しや相談を求める場合、日医会員以外からは1万円を徴収する。日医会員は無料。 羽鳥氏は、相談業務において、試作品の開発や知的戦略の立案、海外での事業化まで幅広く実施する考えを示し、「現場に...