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「病院満足度別ランク」「たばこフリー社会」など提案

レポート 2015年5月29日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

厚生労働省の第7回「保健医療2035」策定懇談会(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)が5月29日、開催され、第5回懇談会で募集した一般意見の内容やこれまでの議論を踏まえ、20年後の保健医療政策ビジョンについて議論した。一般募集では119人から、「患者満足度点数による病院ランク制度の導入」や「たばこフリー社会の実現」などの意見が集まった(資料は厚労省のホームページ)。 懇談会は非公開で、懇談会事務局長の小野崎耕平氏(NPO法人日本医療政策機構理事)が同日ブリーフィングし、内容を説明した。2035年を見据えた保健医療のビジョンを6月中にとりまとめ、公開する。 一般意見は、「塩崎大臣へ、私のアイディア2035」として4月24日から5月20日まで募集していた(『厚労省、“2035年の医療”の意見を募集、5月20日まで』を参照)。意見を寄せた119人のうち、業種別では最多の医師30人を含む75人が医療従事者だった。また、厚労省内からも35人が意見を寄せたという。 医師からの意見では、「医療の質」や「健康づくり」に関するものが多く、「たばこフリー社会の実現」などの内...