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不十分な化療学会の調査

オピニオン 2015年6月13日 (土)  岩田健太郎(神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授)

この問題はブログで上げるのは初めてです。報道もされたので、こちらにあげます。 6月4-6日に東京で行われた日本化学療法学会総会で、岩田の著作(共著、名前が表紙にあるもの=帯含む)が販売を大会長の指示により禁止されていたという問題だ。岩田は本件をうけて、化学療法学会には5日金曜日にメールで、7日月曜日に電話で事実関係の確認と再発防止策の要望をしていた。 昨日(11日)に速達で化療学会からの回答が来た。それを受けて、ぼくは化療学会、学会運営事務局を務めた株式会社メッド、そして昭和大学教授の二木氏にそれぞれ以下の内容で(文章はこれから練り直しますが)送付する予定であり、ここにそれを公表するものである。 ・化学療法学会に対して> 本件に関し、当方のお問い合わせにご回答いただいたことをまずは感謝申し上げます。 貴会から頂いたA4一枚の連絡には、 1.二木氏に相談したら、書籍を取り扱わないよう指示したことは認めた。ただし帯については知らない。 2.日本化学療法学会のその他の人間は関係ない。 3.再発防止については会長その他の関係者が不当な介入を行うことがないよう、今後の総会において通達する。 とい...