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聖マリ「ゆるみきっていた」、指導医3人を追加取消

レポート 2015年6月18日 (木)  成相通子(m3.com編集部)

聖マリアンナ医科大学病院で精神保健指定医の不正申請をしたとして指定医11人とその指導医7人の計20人の指定医資格が取り消された問題で、厚生労働省は6月17日、さらに3人の指導医が不正申請に関わっていたとして指定医の取り消し処分を決定したと発表した。同日の医道審議会医師分科会精神保健指定医資格審査部会の諮問で「取り消しが妥当」との答申が出た。発効は19日。 取り消し処分を受けたのは、准教授2人と講師1人の3人の医師で、聖マリアンナ医科大学病院に今も所属している。 厚労省によると、3人はこれまでに申請が不正だとして処分を受けた指定医2人の提出した3件のケースレポートに署名していた。1人は、禁止されている同一症例・同一入院期間で重複しているケースレポートに指導医として署名。残る2人は、申請者が該当患者の診療に十分関わっていないにもかかわらず、自分が担当する患者だとし申請したケースレポートにサインしていた。 最初の同一症例・同一入院期間の重複症例は、これまでの処分の対象になったケースレポートと同じ患者の症例で、既にほかの指導医が処分されている。今回処分の対象になった指導医も、この指導医と同じ診...