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准教授処分「重い責任」、聖マリが謝罪

レポート 2015年6月19日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

精神保健指定医の不正資格取得問題で、准教授2人を含む3人の指導医が新たに指定医取り消し処分を受け、聖マリアンナ医科大学 が6月18日に会見した。調査委員長で同大副理事長の青木治人氏は「准教授と講師という責任ある医師が処分され、重く受け止めている。改めてお詫びしたい」と謝罪した。 聖マリアンナ医科大学病院では精神保健指定医を申請する際に、同一症例の使いまわしなどの不正があったとして、厚生労働省が今年4月、指定医11人とその指導医9人の計20人の指定医資格を取り消した(『聖マリ、20人が指定医取消、精神保健指定医』を参照)。常勤の指定医は、4月の取り消しで5人に減り、今回2人だけになった。出向中の医局員や退局者を呼び戻して診療体制を縮小しながら維持したいとしている。 3人の追加取り消し処分を受け、「大変申し訳ありませんでした」と謝罪する聖マリアンナ医科大学の幹部ら 一連の問題で、大学は今年2月に調査委員会を設置(『聖マリ、指定医の不正資格申請が常態化か』を参照)。厚労省に随時、調査結果を報告しており、今夏までに報告書をまとめたいとしている。内部処分については厚労省と大学の調査が終わってから...