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「かかりつけ医」推進に4.5億円、厚労省概算要求

レポート 2015年8月31日 (月)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省は8月25日、2016年度予算の概算要求を発表した(資料は、厚労省のホームページ)。予算規模は30兆6675億円で、2015年度に内閣府へ移管された保育所運営費等(2015年度予算1兆8126億円)の影響を除くと2015年度より約8000億円が増加したことになり、実質的に過去最大規模となる。そのうち6700億円は高齢化による自然増。 新規の重点施策では「かかりつけ医」による医療提供体制の構築に4.5億円 、かかりつけ薬局を推進する「患者のための薬局ビジョン」に2.3億円を要求している。研究開発関連では、医療分野の研究開発促進には599億円、ゲノム医療推進に44億円となっている。 なお、2016年度には診療報酬改定が予定されているが、その額は「未定」。病床の機能分化・連携、在宅医療の推進する「地域医療介護総合確保基金」の(医療分は2015年度予算904億円)も「未定」で、いずれも年末に決まる予算編成の中で、金額が決定する。 重点施策は8項目 厚労省は2016年度の重点施策を8項目挙げており、そのうち医療関連が主となるのは「予防・健康づくりの推進等」「総合的ながん対策の推進」「医...