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Dr.狭間の「薬局薬剤師への魔法のヒトコト」

オピニオン 2015年9月18日 (金)  狭間研至

医師、調剤薬局経営者、日本在宅薬学会理事長と三つの顔を持つ狭間研至先生に、薬剤師から寄せられた在宅医療に関する疑問に答えていただく本連載。第3回は「疑義照会のコツ」についてお話しいただきます。 疑義照会がうまくいかない時 Q.疑義照会をしたものの、うまく聞き入れてもらえませんでした。今後の対応はどうすれば良いのでしょうか。 処方監査の中で見つけた疑問点。患者さんのためを思って、勇気を振り絞ってした疑義照会。自分でも内容を調べて、医師への言葉遣いも気をつけて、電話で照会したのに、医師からは「そのまま出してください」と冷たい指示。がっくりしますよね。 また、電話に出たスタッフが本当に医師に確認してくれているか怪しいケースに遭遇したり、医師の虫の居所が悪いのかなぜか本論とは違うことで怒られたりなど、心が折れそうになることも多いでしょう。私が経営する薬局では、各店舗から日報が送られてきますが、つい先日も疑義照会をめぐる報告がありました。 インフルエンザにかかった患者さんが、とあるクリニックへ行ったところ、A医師から抗ウイルス薬を処方されました。しかしその患者さんは、数日前に同クリニックのB医師...