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チーム医療で活躍する病院薬剤師の仕事

オピニオン 2015年11月24日 (火)  薬キャリPlus

調剤業務と病棟業務の両方を担い、他職種や患者とのやりとりも多い病院薬剤師。そんな病院薬剤師に対し、「忙しい」「大変そう」とイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。そこで今回は調剤薬局やドラッグストアでは経験できない「病院薬剤師だからできること」を追求するために、神奈川県にある湘南鎌倉総合病院の薬剤部の取り組みを紹介します。 病棟業務を充実させるための環境整備 薬剤師の業務内容を教えてください。 湘南鎌倉総合病院 薬剤部 薬剤部長 仲鉢英夫氏 薬剤部では、調剤業務や病棟業務をはじめ、高カロリー輸液の調製業務、院内製剤業務、医薬品管理業務などを行っています。業務はジョブローテーション方式を導入し、入社1年目はすべての業務をひととおり経験します。入社2年目以降は本人の希望や適正を見て、基本業務の+αとして、抗がん剤治療や透析患者指導、学術発表、ICUなどの回診同行などを任せており、チーム医療の一員としての活躍の場を広げています。 また、薬剤師が病棟業務に携わる時間を増やすために、アンプルピッカーなど、最新の医療機器を導入して機械化を進めるとともに事務員の導入を積極的に行い、調剤の業務効率...