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「オンライン診察」、電話等再診と区別して評価

レポート 2017年12月2日 (土)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月1日の会議で遠隔診療(情報通信機器を用いた診療)について議論した。厚生労働省は情報通信機器を用いたオンラインでの診察は、現行の「患者からの求めによる電話等再診」とは目的が異なるために区別して診療報酬を設定することなどを提案し、了承された(資料は厚労省のホームページ、遠隔診療についての前回の議論は『診療側、遠隔診療は「対面の補完」強調』を参照)。 2017年12月1日中医協総会 厚労省の提案と、委員の主な意見は次の通り。 <基本的な考え方> 特定された疾患・患者であること 一定期間継続的に対面診療を行っており、受診間隔が長すぎないこと(※) 急変時に円滑に対面診療ができる体制があること 安全性や有効性のエビデンスが確認されていること 事前に治療計画を作成していること(※) 医師と患者の両者の合意があること 上記のような内容を含む一定のルールに沿った診療が行われていること (※)初診の患者は、当該要件を満たさないため、対象に含まれない。 【オンライン診察を組み合わせた医学管理】 ◆遠隔診療(情報通信機器...