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タスク・シフティング、緒に就いたばかり-医師・看護師調査◆Vol.1

医師調査 2018年10月14日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省での議論が佳境に入ってきた「医師の働き方改革」。勤務医の負担を軽減するための対策の一つが、必ずしも医師でなくても可能な業務を他の医療職に移管する「タスク・シフティング」だ。その中でも、医師の包括的な指示のもと、一部の医行為を行える看護師を養成する「看護師の特定行為研修制度」(ポータルサイトを参照)が2015年10月にスタートするなど、看護師にはチーム医療で多くの役割を果たすことが期待される。「タスク・シフティング」の進み具合や医師と看護師の関係について、m3.com医師会員・看護師にアンケートを実施した。 Q: 勤務先でタスク・シフティングは十分に進んでいるとお考えでしょうか? 「進んでいる」は全体で7.5%。「進んでいない」が48.8%を占め、まだまだ十分に進んでいるとは言いがたい状況だ。勤務先の種別ごとに見ると、「進んでいる」が公的病院で12.9%と比較的多く、次いで診療所開業医の8.6%。公立病院は7.0%、民間病院は7.1%だった。いずれの勤務先でも「どちらとも言えない」が4割前後を占めている。これに対して、看護師も「進んでいる」が比較的多く、10.4%だった。 Q:...