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進行胃・GEJ腺がん2次治療にFOLFIRI+ICIの効果は限定的か

2024年5月9日  JAMA Oncology

進行した胃または食道胃接合部(GEJ)腺がん患者96例(年齢中央値59.7歳、女性30.4%)を対象に、FOLFIRI療法に抗PD-L1抗体デュルバルマブ(FD群)、またはデュルバルマブと抗CTLA-4抗体トレメリムマブ(FDT群)を併用した有効性を第II相多施設共同無作為化非対照試験で検討(PRODIGE 59-FFCD 1707-DURIGAST試験)。白金製剤ベースの1次化学療法後に進行した胃/GEJ腺がん患者を組み入れた。主要評価項目は4カ月時点の無増悪生存(PFS)率とした。 その結果、4カ月時点のPFS率はFD群が44.7%(90%CI 32.3-57.7)、FDT群が55.6%(同42.3-68.3)で、主要評価項目は未達だった。PFS期間中央値はFD群が3.8カ月、FDT群が5.4カ月、客観的奏効率は34.7%および37.7%、全生存期間中央値は13.2カ月および9.5カ月だった。1年を超える病勢コントロール率はFD群が14.9%、FDT群が24.4%だった。グレード3-4の治療関連有害事象発現率は各群47.8%だった。PD-L1のCPS別PFS中央値はCPS 5以上が...