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ペムブロリズマブ、mNSCLCの治療適格性で転帰に有意差

2024年5月12日  専門誌ピックアップ

ドイツの臨床レジストリCRISPのデータを用いて、実際の臨床診療でペムブロリズマブ単剤療法により治療された転移性非小細胞肺癌(mNSCLC)患者の臨床試験適格性を評価し、試験不適格患者と適格患者で転帰を比較。承認申請用試験(KEYNOTE-024および-042)の選択基準と除外基準に基づいて、患者を「潜在的試験適格」と「試験不適格」に分類した。 その結果、組み入れた患者746例中343例(46.0%)が「試験不適格」に分類され、403例(54.0%)が「潜在的試験適格」に分類された。「試験不適格」患者は、「潜在的試験適格」患者に比べて、転帰が有意に不良だった[無増悪生存期間中央値6.2カ月(95%CI 5.2-8.4) vs. 10.3カ月(同 8.4-13.8)、ハザード比(不適格患者 vs. 潜在的適格患者)1.43(同 1.19-1.72)、P<0.001;全生存期間中央値15.9カ月(同 11.4-20.3) vs. 25.3カ月(同 19.8-30.4)、ハザード比1.36(同 1.10-1.67)、P=0.004]。...