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尋常性天疱瘡の喉頭病変、罹患頻度が高いのは披裂部

2024年5月18日  The Laryngoscope

まれな自己免疫疾患である尋常性天疱瘡に関連する喉頭病変の局在を明らかにするため、日本の慶應義塾大学病院で喉頭専門医による軟性喉頭内視鏡検査を受けた喉頭病変または咽頭病変を伴う尋常性天疱瘡患者14例を後ろ向きに評価した。 その結果、喉頭で最も罹患頻度の高い部位は喉頭披裂部で、次いで喉頭蓋および披裂喉頭蓋ヒダが続いた。声帯ヒダおよび喉頭前庭ヒダ(仮声帯)は最も影響が少なかった。今回、これまでの研究と比較して披裂部の病変がより高い頻度で認められたことから、尋常性天疱瘡患者の喉頭披裂部の病変を喉頭ファイバーによる観察下でより慎重に検査する必要があることが示唆された。...