1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 先天白内障の遮蔽療法、児と家族の有害転帰と関連なし

先天白内障の遮蔽療法、児と家族の有害転帰と関連なし

2024年5月18日  JAMA Ophthalmology

2006-16年のInfant Aphakia Treatment Study(IATS)で収集したデータを用いて、片眼性先天白内障(UCC)治療後の視力が20/200以下の小児患者47例(男性57.5%)の眼帯装着による遮蔽療法が、児および家族の有害転帰と関連するかをコホート研究で検討した。 その結果、4.5歳時の視力評価前の12カ月間の1日当たり平均眼帯装着時間が15分未満(短時間群)だった患者の割合は25.5%、16-119分(中時間群)は23.4%、120分以上(長時間群)は51.1%だった。親の育児ストレス、児の問題行動、運動機能、自己認知は全群同等だった。例えば、性別および保険加入の有無で調整した解析で、短時間群と長時間群の親の平均ストレススコアの差は非有意であり(差11.0点、95%CI-4.5-26.5)、児の10.5歳時点の全体的自己価値にも有意差は見られなかった(同0.0点、-0.4-0.3)。...