STEMIに伴う心原性ショックにImpellaで死亡リスク低下

心原性ショックを合併したST上昇型心筋梗塞（STEMI）患者を対象に、小型軸流ポンプによる一時的な機械的循環補助が死亡率に及ぼす影響を国際多施設共同無作為化試験で検討（DanGer Shock試験）。患者を小型軸流ポンプ（Impella CP）＋標準治療群と標準治療単独群に割り付けた。主要評価項目は180日時点の全死因死亡とした。 355例（年齢中央値67歳、男性79.2％）が最終解析の対象となった。全死因死亡は、小型軸流ポンプ群の45.8％と標準治療群の58.5％に発生した（ハザード比0.74、95％CI 0.55-0.99、P＝0.04）。複合安全性評価項目は、小型軸流ポンプ群の24.0％と標準治療群の6.2％に発生した（相対リスク4.74、95％CI 2.36-9.55）。...