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妊娠34-36週のステロイド投与は児の神経発達転帰に影響せず

2024年5月19日  Journal of the American Medical Association

妊娠34-36週でのベタメタゾン投与が出生児に及ぼす影響を検討した多施設共同無作為化試験(ALPS試験)の前向き追跡調査試験で、当初の試験の登録者から出生した6歳以上の小児を対象に、神経発達転帰への影響を検討。主要評価項目は、Differential Ability Scales第2版(DAS-II)のGeneral Conceptual Abilityスコア85点(-1 SD)未満とした。 その結果、小児2831例中1026例を登録し、949例(ベタメタゾン479例、プラセボ470例)に中央値7歳の時点でDAS-IIを実施した。母体、新生児、小児期の特徴は、ベタメタゾン群の方が新生児低血糖症の頻度が高かったことを除いて、群間で類似していた。主要評価項目は、ベタメタゾン群の17.1%とプラセボ群の18.5%に認められた(調整相対リスク0.94、95%CI 0.73-1.22)。...