角膜内皮障害に培養CEC注入で細胞密度上昇
2018年5月1日
New England Journal of Medicine
日本で水疱性角膜症患者11例を対象に、Rhoキナーゼ(ROCK)阻害薬を添加した培養ヒト角膜内皮細胞(CEC)の注入によってCEC密度が上昇するかどうかを単群の非対照試験で検討した。 その結果、細胞注入後24週時、治療した全11眼でCEC密度が500個/mm2(範囲、947-2833)を超え、10眼ではCEC密度が1000個/mm2を超えていた。11眼中10眼で角膜厚630μm(範囲489-640)未満を達成し、9眼でランドルト環視力検査2列以上に相当する最高矯正視力の改善を記録した。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。