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尿失禁への中部尿道自己筋膜スリング術、主観的治癒約9割

2018年7月10日  European Urology

英国で腹圧性尿失禁(SUI)女性106例(原発性SUI 46.2%、手術歴あり53.8%)を対象に、筋膜片を膀胱頸部ではなく中部尿道に張力を緩めて留置する手法を用いた自己筋膜スリング(AFS)術の転帰を後ろ向きレビューで検討した。追跡期間中央値は9カ月だった。 その結果、主観的な治癒、主観的な症状の著しい改善、変化なし(改善せず)の割合は全体でそれぞれ79.2%、15.1%、5.7%。原発性SUI患者では87.8%、12.2%、0%、手術歴ありの患者では72.0%、17.5%、10.5%だった。新たな畜尿症状の発生率は、原発性SUI 患者では8.2%、手術歴ありの患者では14.0%、2週間を超える間欠自己導尿はそれぞれ2.0%、10.5%だった。...