「世界の疾病負担研究(Global Burden of Disease:GBD)2016」のデータを用いて、1990-2016年の世界195カ国・地域での個人の医療へのアクセス状況と質をHealthcare Access and Quality(HAQ)指数で評価した。 その結果、サハラ以南のアフリカと東南アジアの国々では2000年以降にHAQ指数が著明に改善したが、ラテンアメリカなどでは停滞していた。日本は医療へのアクセスと質の地域間格差が最も小さかった。各国のHAQ指数は1人当たりの医療費および医療システム・インプットと正相関したが、特に社会人口統計学的指数が低ないし中水準国ではこの関連に大きなばらつきが見られた。...
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