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難治性RAでupadacitinibの有効性確認

2018年7月27日  Lancet

生物学的疾患修飾性抗リウマチ薬(bDMARD)が奏効しないで、従来型合成DMARDを服用している活動性関節リウマチ(RA)患者498例を対象に、12週間の選択的ヤヌスキナーゼ1(JAK1)阻害薬upadacitinib投与の有効性と安全性を二重盲検無作為化第III相試験で検討した(SELECT-BEYOND試験)。 その結果、投与12週時にACR20(米国リウマチ学会の基準で20%改善)を達成した患者の割合は、upadacitinib 15mg群65%、30mg群56%、プラセボ群28%だった(各用量 vs. プラセボのP<0.0001)。DAS28-CRP(C反応性蛋白を用いた28関節の疾患活動性スコア)3.2以下を達成したのは、15mg群43%、30mg群42%、プラセボ群14%だった(各用量 vs. プラセボのP<0.0001)。有害事象の発生頻度は、15mg群(55%)とプラセボ群(56%)は同等で、30mg群(67%)はそれよりも高かった。...