いびきおよび睡眠時無呼吸症候群(OSA)のため口蓋手術を施行した患者22例と健常対照12例を対象に、上気道の神経損傷と咽頭機能障害および睡眠時無呼吸の重症度の関連性を検討した。 患者の軟口蓋から採取した組織検体は健常対照と比較して、軸索密度が有意に低い(5.4 vs. 17.9×0.001/平方マイクロメートル、P=0.02)、シュワン細胞の占める面積が小さい(17.5% vs. 45.2%、P=0.001)、中心に軸索のない円形のシュワン細胞が多い(43.0% vs. 12.7%、P<0.001)などの特徴が見られた。軸索密度の低下は嚥下障害の程度(r=0.5、P=0.03)および無呼吸低呼吸指数>5(P=0.03)との有意な関連が認められた。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。