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長期低用量アスピリン、AMD発症と関連認めず

2018年10月29日  Ophthalmology

2010-15年に心保護を目的に低用量アスピリンを使用していた45歳以上の48万2613例を対象に、アスピリン長期常用と新生血管型加齢黄斑変性(AMD)発症との関連を後ろ向き集団研究で検討。対照群7万4196人との傾向スコア分析で、新生血管を伴う加齢黄斑変性の1万人年当たりの推定発生率を比較した。 その結果、傾向スコアで調整した解析(調整ハザード比0.98、95%CI 0.73-1.30)および傾向スコア解析(粗ハザード比0.94、0.70-1.28)でアスピリン使用と新生血管型加齢黄斑変性の関連性は認められなかった。年齢・性別・収入・居住地などで最大限に調整した解析(調整ハザード比0.95、0.71-1.28)でも、両者に関連は見られなかった。...