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細菌性膣炎妊婦へのクリンダマイシン、後期流産と早産予防せず

2018年11月22日  Lancet

妊娠14週未満の細菌性膣炎の女性3105例を対象に、クリンダマイシンによる後期流産(16-21週)または自然早産(22-32週)の予防効果を多施設二重盲検無作為比較試験で検討(PREMEVA試験)。クリンダマイシン300mg、1日2回、4日間投与を1単位とし、低リスク妊婦を1単位群、3単位群およびプラセボ投与群に、高リスク妊婦を1単位群と3単位群に割り付けた。 その結果、主要転帰(後期流産と自然早産の複合)発生率は、低リスク妊婦でクリンダマイシン投与群1.2%、プラセボ投与群1.0%(相対リスク1.10、95%CI 0.53-2.32、P=0.82)、高リスク妊婦で、3単位群4.4%、1単位群6.0%だった(同0.67、0.23-2.00、P=0.47)。...