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治療不応の反復性片頭痛、erenumabで予防効果確認

2018年11月30日  Lancet

過去に2-4種類の片頭痛予防薬による治療に失敗した反復性片頭痛患者246例を対象に、新規カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体に対する抗体erenumabの片頭痛予防効果と忍容性を無作為化二重盲検プラセボ対照第IIIb相試験で検討した(LIBERTY試験)。 その結果、主要評価項目に規定した9-12週の期間の1カ月当たりの片頭痛発生日数がベースラインから50%以上減少した患者の割合はerenumab群30%、プラセボ群14%だった(オッズ比2.7、95%CI 1.4-5.2、P=0.002)。忍容性および安全性プロファイルは両群で同等だった。治験薬投与下で最も発現頻度が高かった有害事象は注射部位疼痛で、各群の6%に発現した。...