PD-1阻害薬投与後の皮膚AE発現とPFS改善に関連
2019年7月29日 専門誌ピックアップ
ペムブロリズマブまたはニボルマブの治療を受けたステージIIIC/IV黒色腫成人患者82例を対象に、免疫介在性皮膚有害事象（AE、湿疹、苔癬様反応および白斑様脱色素斑）発現と無増悪生存期間（PFS）改善との関連をコホート研究で検討した。 追跡調査期間中央値40.7カ月で、33例に1つ以上の標的皮膚反応、3分の1の患者で6カ月以内に皮膚反応を確認した。任意の時点での疾患進行／死亡の瞬間リスクは、それまでに皮膚有害事象を経験した患者の方が低かった。時間依存Cox比例ハザードモデルで、皮膚有害事象のない患者と比較したハザード比は0.46だった（95％CI 0.23-0.91、P＝0.025）。 ...