気管支拡張症(BE)患者96例を対象に、健康関連QOL評価を目的としたCOPDアセスメントテスト(CAT)の計量心理学的妥当性を前向き観察研究で検討した。追跡期間は1年とした。 その結果、優れた内的整合性(クロンバックのα係数0.95)および再現性(級内相関係数0.95)が確認された。重症度スコアとの相関は低かったが(ピアソン相関係数0.22-0.26)、収束的妥当性や縦断的妥当性などすべての評価結果は良好だった(同0.40超)。増悪発生前と後での変化に対する感度はCATスコア5.4-5.8点、増悪発生を予測するスコアは10点以上、臨床的に意義のある最小変化量(MCID)は3点に設定された。 ...
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