小児アトピー、デュピルマブ適応外使用の実態
2019年11月4日 専門誌ピックアップ
中等度ないし重度アトピー性皮膚炎（AD）の小児患者124例を対象に、デュピルマブの適応外使用状況を多施設後ろ向きレビューで検討した。 その結果、小児患者のデュピルマブへのアクセス獲得率は89.5％、保険適用拒否のためアクセス獲得まで平均期間9週間を要した。投与量の範囲は負荷投与で4-15.5mg/kg、維持投与では隔週の2.0-15.3mg/kgで、投与量の範囲は6-11歳で最も大きく、成人向け投与量の半量または全量での使用と関連を示した。治療関連の有病状態、治療奏効、有害事象は思春期患者および成人患者での先行検証結果とほぼ同じだった。 ...