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非代償性肝硬変、シンバスタチン20mg/日併用で安全性高い

2019年11月16日  専門誌ピックアップ

非代償性肝硬変患者44例を対象に、シンバスタチン+リファキシミン併用療法の安全性を二重盲検無作為化第II相試験で検討(LIVERHOPE-SAFETY試験)。主要評価項目は、肝毒性または筋毒性とした。 その結果、プラセボ群に比べて、シンバスタチン40mg/日+リファキシミン群はアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ値(治療終了時の平均差130IU/L、P=0.0009)、アラニンアミノトランスフェラーゼ値(同61IU/L、P=0.0025)、クレアチンキナーゼ値(同1009IU/L、P=0.014)が有意に高く、シンバスタチン20mg/日+リファキシミン群は有意差がなかった。シンバスタチン40mg/日+リファキシミン群は他の2群よりも有害事象による中止率が有意に高かった(56% vs. 他の2群いずれもも14%、P=0.017)。 ...